国公立・私立大学医学部の後期日程一覧【東京版】

国公立・私立大学医学部両方とも前期日程だけでなく後期日程でも合格を目指すことが可能です。

医学部医学科には後期日程を実施する大学があり、最後の最後まで諦めないことで合格を実現できることもあります。

今回は東京にキャンパスを設置する医学部について国公立・私立両方の大学を詳しく解説。

東京の医学部進学希望者はぜひ参考にしてみて下さい。

廃止傾向にある国公立大学医学部の後期日程試験

廃止傾向にある国公立大学医学部の後期日程試験

国公立大学の一般入試の場合は、前期日程と後期日程を実施するのが一般的ですが、医学部は少し違います。

というのも、前期日程だけに絞って入試を実施ている国公立大学が多く、特に最近は後期を廃止する大学は増加中。

したがって、毎年、後期日程を受験できる医学部は減少しています。

私立大学医学部のように国公立大学は試験日程が一律であるため併願受験ができません。

したがって、後期日程が廃止されていくと、国公立大学医学部に合格するチャンスは年1回しかなくなり、益々難易度が上がってしまう羽目に。

医学部入学を目指すには、学費の安い私立大学医学部もあるので、国公立だけでなく私立も合わせて受験することが合格の可能性を大きく左右ことになると言えるでしょう。

入試のポイントと注意点

入試のポイントと注意点

定員数が少ないため合格難易度が高い

後期日程はもともと前期日程と比べて募集定員が極端に少ないため、入試倍率は高いので偏差値が上がり難易度は高め。

したがって、前期に志願した大学よりもワンランク下げて後期は出願することがになります。

特に、国公立大学医学部の場合、後期は共通テスト(旧センター試験)の点数が重要になってくることが多いので、共通テストを失敗した受験生は後期日程での合格が厳しいことが多いです。

最初にも紹介したように後期日程を廃止する医学部は増加しているので、今後はますます後期日程の入試で合格することは難しくなってくるでしょう。

隣県の山梨大学医学部は後期日程のみで募集枠が多い

東京ではないですが、隣の山梨大学医学部は前期日程がなく、後期日程だけという珍しい入試を実施しています。

後期日程しか入試を実施していない分、募集定員は国公立大学医学部の中では募集定員は一番多いのが特徴。

ただし、東京からのアクセスが良い立地なうえ、後期だけで募集定員も多いことから、東京大学や東京医科歯科大学、千葉大学などトップレベルの医学部に前期で不合格だった受験生が集まるため、難易度は高いです。

東京で受験可能な後期日程医学部一覧(2021年度)

東京で受験可能な後期日程医学部一覧(2021年度)

国公立大学医学部医学科

大学名 東京医科歯科大学
方式 後期
募集定員 10名
日程 2021年3月12日

東京大学は前期日程しか実施していないため、東京医科歯科大学が東京にある国公立大学医学部では唯一の後期日程を実施する大学となります。

前期日程は、二次の学科試験のほうが配点比率は高いですが、後期日程は共通テストのほうが配点比率は高くなっています。

なお、後期日程の試験科目は、共通テスト(500点)に加え、小論文(100点)および面接(100点)で構成されています。

なお、小論文においては、英語(英文)で出題される場合があるので注意が必要です。

私立大学医学部医学科

大学名 方式 募集
定員
日程
順天堂
大学
B方式 5名 2021年
3月2日
日本
医科大学
後期 23名
(内地域枠6名)
2021年
3月4日
昭和大学 Ⅱ期 20名 2021年
3月6日

私立大学も、東京都内にキャンパスを設置する医学部だけでも3大学が2021年に実施予定。

日本医科大学も昭和大学も20名以上の定員を設けているので、後期日程を受験して最後まで諦めず合格を目指しましょう。

まとめ

今回は東京にある医学部の後期日程について紹介してきました。

国公立大学医学部の場合は後期日程を廃止するケースが増えており、今後も増加が予想されます。

後期日程を実施しているチャンスが多い今のうちに合格を目指しましょう。

また、私立大学医学部でも後期日程が実施されているので、最後まで諦めず勉強し続けることで合格を勝ち取ることが可能です。

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